和歌山県由良町で収穫される八朔の特徴は、冬の間を樹の上で過ごすこと。暖かい潮風が通る、特定の場所でしか栽培することができない技法です。多くの場合、八朔は年内に収穫され、1か月から1か月半貯蔵して、熟成させてから出荷されます。年内に収穫するのは寒さで八朔が凍ってしまうのを避けるためですが、和歌山県由良町で栽培される八朔は、近隣を流れる黒潮の恩恵を受け、凍る心配がありません。そのため、この地域の八朔は樹に実ったまま冬越しすることができるのです。

木成りはっさくは由良町の海辺の暖かい気候を活かし、1月下旬まで樹に実らせた状態で熟成させます。収穫後は1か月~1か月半の間、それぞれのお家でひとつひとつ袋に丁寧に包み、各家庭の蔵で追熟させます。この追熟の1ヵ月が、甘みと酸味の絶妙な美味しさをつくります。蔵から撰果場に出荷された八朔はひとつひとつ糖度センサーを通過し、選別されてお客様のもとへ届きます。

由良町で誕生した「さつき八朔」にはひそかなストーリーがあるのです。昔、年明けの収穫を忘れられていた八朔が5月頃まで見つけられなかったことがはじまりでした。桜の季節まで樹に実り、忘れられていた八朔の味は、甘味が増し、水分も多く、今までにない美味しさだったそうです。それから由良町ではあえて樹に実らせた状態で越冬させ、春まで実らせる技法が使われるようになりました。完熟すると樹から落ちてしまうリスクもあるため、日々農家さんたちは樹々と対話しながら大切に育てています。

固い皮を手でむいて食べるのが大変。という声から生まれた「ゆら剥き」。刃物を扱う練習にもなる!と和歌山県で近頃の人気の食べ方です。お子さん、お孫さんと一緒に挑戦するフルーツカッティングに挑戦してみるのはいかがでしょうか。華麗に飾りつけたフルーツはSNS映えも間違いなしです。美味しいだけにとどまらない、八朔産地の新提案。学びも芸術も間違いない美味しさも、産地直送でお届けします。

1.四等分する。

2.果皮との間をぐるりと一周し果肉を取り出す。

3.果皮はお皿には使うため置いておく。

4.白い袋の筋にナイフを入れ 左右に広げ果肉を取り出し盛り付ける。

紀州ゆら海道は 和歌山県由良町のここにしかない良いものを提案します。